カスティージョ種(castillo)コロンビアで最近よく聞くようになった品種カスティージョ種。耐病性もあり味も良いということらしいです。コロンビアは、その昔良質なアラビカコーヒーの産地と知られていました。1970年代に、さび病が中南米に広がったことにより、コロンビアでは、カチモールとカツーラの交配種バリエダ・コロンビア種が主流になり、コロンビアのクォリティは落ちたといわれていました。実際には、品種だけで味が決定されるわけではないので、コロンビア種でも、美味しいものは沢山あったと思いますが、一般論として品質の低下は避けられなかったということだと思います。カスティジョ種は、カチモールとカツーラの交配種ですが、さらに5世代にわたり選別を繰り返し出来上がった品種です。2015...21Apr2016コーヒーの知識
さび病コーヒーには、とっても怖いさび病という病気があります。過去に2回の大流行があり、現在も中南米で被害が大きいです。一回目の流行は、1860年代にケニアで発見されたさび病は、1968年にはスリランカにまで広がり、さらにインド、インドネシアにも流行していきました。そしてアジアのコーヒーに壊滅的な被害をもたらしました。スリランカのコーヒーは全滅して、コーヒーの栽培をやめて紅茶に切り替え、インド、インドネシアは、さび病に耐病性はあるが品質のおとるロブスタ種(カネフォラ種)の栽培に切り替えました。2回目の流行は、一回目の大流行から約100年後に、ブラジルで確認され、中南米に広がりました。中南米にひろがるまでに100年という時間があったので、農薬...02Apr2016コーヒーの知識